平成22年8月1日 制定
ドッヂディスタンスは、ドッヂビーディスクの特長の一つでもある「大きな飛距離が出ない。」ことにより、広めの体育館においては、誰でも、いつでも、楽しむことができます。
そして自己の記録を更新するという要素があることで、個人で練習に励むことができるととともに、子どもたちにおいては競争心をくすぐり、遊びの一環として実施できます。
また記録会を開催することで、モチベーションを継続的に維持できると考えています。
さて、実際の現場において一層の普及が進んだ場合、現在の最高記録は33.98㍍であるところから想定するに35㍍前後の狭い範囲にて記録が集中することが予想される。と考える向きの意見があります。
確かにドッヂビーディスクの飛行性能から鑑みますと、そのような事態はあながちないこととも言えず、普及すれば、するほど計測手段による数センチの誤差が問題となることも想像できます。
残念ながら、今のところ頻繁に記録会がおこなわれるような状況にはなく、すぐに上記のような問題が発生することはないと言えますが、早めの対策は必要であると考えます。
そこで、まずは計測手段としてレーザー測距器を採用することで計測誤差を少なくする。
次にレーザー測距機器を日本ドッヂビー協会が公認することで、全国どこでおこなわれた記録会であっても、その記録の公平さを高める手段を講じることといたしました。
調査検討の結果、ライカジオシステムズ株式会社製レーザー測距器が公認に値する製品であるとの判断をいたしましたのでご報告しますとともに今後、公認記録会においては、DBJA公認のレーザー測距器の使用が必要となります。
また、大会主催者様には、その運用上の注意・規定を別紙に記しますので熟読のうえ使用いただくよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。
公認機種
レーザー測距器の安全性について
レーザーの安全性はメーカーへ確認の元、(
※資料pdf参照)IEC 60825-1,日本工業規格(JIS C6802: 2005)とで規定されています。
しかしながら、この製品は主に建築、土木関係や工場で使用されている業務用専門機器であり、子どもの近くで使用する想定がなされていないため、その運用方法については日本ドッヂビー協会として定めることで主催者様の不安を解消するとともに、万が一に備えることといたします。
レーザー測距器 運用上の注意・規定事項
- レーザー機器はスローイングライン側に設置すること。
投げられたディスク側にレーザーの的となるモノを設置すること。
測定方向<①②の関係>を一定化するとともに、逆は決しておこなわないこと。
- スローイングサイト内には、スタッフ以外立ち入らないようにすること。
- スローイングサイトの奥は無人となるレイアウトとすることが望ましい。
上記①~④を順守し、レーザー機器を決して人に向けて照射したりしないこと。
また、製品の取扱説明書の安全の手引きを熟読し、使用すること。