お問い合せ

よくある質問 その4 ― ドッヂビーディスクの重量表示について


昨今、ドッヂビーディスクの重量についての質問が複数、寄せられています。
その内容は
  • 67 gと85gの2種類があるのか?
  • 競技ではどちらを使うのか?
  • ドッヂビーが軽くなったと聞いたが?
  • 85gを入手したいのだが、販売先を教えてほしい。
などなどですが、

◆まず、基本要件を整理しますと
  • ここでいうドッヂビーディスクとは、3サイズ・バリエーションがあるドッヂビーディスクの中でもType270についての問題であること。
  • Type270はディスクドッヂ/ゴールドッヂの競技用公式ディスクと定めているため、これらの質問が出ているもの。と推測します。

◆基本要件に基づいた質問の回答ですが
重量が違うものがあるか、否かですが、これは結論としては「あります。」という回答となりますが、その内容には2種類の意味があります。

  • 回答1、 270サイズでも製品素材が違うものがあるため、それぞれ重量は異なります。
    詳細は下表①をご参照ください。

    表①

    Type 270

    Type 235

    Type 200

    RS270

    UD270

    Eco270

    67g

    47g

    37g

    85g

    90g

    75g


  • 回答2、 メーカーによる改良に伴い、Type270(一般市販品)は製造時期によって、
    重量に変化が生じています。

解 説
ドッヂビーディスクは2000年4月より発売開始されて以来10年間(2010年3月末時点)での累計販売数は約90万枚に達していますが2007年ごろから、より高い安全性を追求および今後の世界普及を予測したうえでのCEマーク取得を睨んだ結果、以下のような改良をおこなっている旨、メーカーより報告を受けました。
また今後も生産段階でおこなえる安全性向上の変更は、躊躇なくおこなっていく所存である。との意向を確認いたしました。

改良点
  • 外包材(ナイロン)のウラ加工をPVCからPUへ変更。
  • トップ(天盤オモテ部)/ボトム(天盤ウラ部)とリム(円周側面部)の接合部分の補強素材をPVCから生成りポリエステエルへ変更。
現 況
上記変更の結果、初期モデルにおいて85gであったものが、2007年製造以降の製品については67gとなっております。
ただし、メーカーの生産時期と店頭販売時期は市場在庫の関係で時差が生じています。よって、2007年という変更時期は目安であるとお考え下さい。

結果として、関係各所によるカタログ類の表記は下表②にある通り、ばらつきが出てしまいました。Webでの表記については即時修正をおこなっていますが、印刷物についてはその作成時期による誤差が生じました。

表②

メディア

種類

Type270

Type235

Type200

RS270

UD270

Eco270

公式ガイド

協会印刷

85g

65g

45g

95g

60g

×

dbja.jp

協会web

67g

47g

37g

95g

60g

75g

Heroカタログ

メーカー印刷

85g

65g

45g

85g

60g

85g

Herodisc.com

メーカーweb

67g

47g

37g

×

70g

75g

クラブJカタログ

販社印刷

85g

65g

45g

95g

60g

×

clubjr.com

販社web

67g

47g

37g

67g

70g

75g


◆DBJAの見解
上記を踏まえたうえで、ディスク重量において数十グラムの誤差があっても各競技においては同一ディスクを両チームが使用するため、基本的条件は同等でありゲームの結果に大きく差異は生じない。という観点から競技に使用するディスク重量を制限することは過去、現在および今後もおこなうことはなく、ドッヂビーディスクであれば、基本的にすべてのモデルが使用できるものと宣言いたします。

カタログ類表記については、あらためてディスク重量表記を表①の通り統一することで、関係先と調整することといたします。
 
最後に、ドッヂビーディスクは成形品ではないため同一モデルにおいても個々で微妙に重量の違いが生じることはやむを得ず、ご理解のほどを宜しくお願い申し上げます。